2000/3/14 Version 1.0a
「カラオケエコー」をダウンロードしていただきありがとうございます。このプログラムは、サウンドカードへ入力された音声にリアルタイムでエコーをかけて出力するソフトウェアです。あわせて「README.TXT」もご覧ください。
サウンドカードに接続したマイクの音に、カラオケボックスのようなエコーをかけることができます。通信カラオケソフトを使う際などに便利かもしれません。もちろん入力する音に制限はないので、シンセサイザーやライン入力にもエコーがかけられます。
録音と再生が同時に行えないもの、または16ビットで入出力を行えないものは使用できませんが、ほとんどのパソコンは対応しています。また、サウンド機能を複数持つパソコンでは入力と出力で別々のサウンドカードを使用することが可能です。
起動すると、画面1のようなウィンドウが表示されます。
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画面1.メイン※音の遅れについて
- 「ON(N)」ボタン…エコーの再生を開始します。
- 「OFF(F)」ボタン…エコーの再生を停止します。
- 「入力デバイス(I)」…音声の入力に使用するサウンドデバイスを選択します。通常は「標準のデバイス」で使用できます。
- 「出力デバイス(O)」…音声の再生に使用するサウンドデバイスを選択します。通常は「標準のデバイス」で使用できます。
- 「サンプリングレート(R)」…サンプリング周波数を指定します。値が大きいほど音質が向上します。
- 「サンプリングの単位時間(T)」…録音・再生する単位時間をミリ秒で指定します。値が小さいほど音の遅れ(※)が少なくなりますが、小さすぎると音飛びが発生します。
- 「エコーの強さ(P)」…エコーの音量を指定します。値が大きいほどエコーが大きくなります。
- 「エコーまでの時間(D)」…エコーの戻ってくるまでの時間をミリ秒で指定します。値が大きいほどエコーが返ってくるまでの間隔が開きます。
このプログラムの動作は「録音」→「音の加工」→「再生」の繰り返しです。一度に録音する時間が長いと、再生までの間隔が長く開きます。この間隔は短いほど良いのですが、Windowsの機能の制約からあまり短くすると処理が追いつかずに音飛びが発生します。
動作環境により処理できる最短時間は異なりますので、音飛びが発生しない範囲で最小の値を設定してください。
音量の調整は、Windowsの「ボリュームコントロール」で行います。「録音」の設定で入力する音量を、「再生」の設定で出力する音量を調整します。
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画面2.ボリュームコントロールボリュームコントロールは画面2のようなウィンドウを表示します(サウンドカードによって若干異なります)。メニューの「オプション(P)」から再生と録音の切り替えなどが行えます。
Q 音が出ないぞ〜!A ボリュームコントロールで録音と再生の音量を調節しましたか?「サウンドレコーダー」などで、正常に録音・再生できるか試してみてください。
Q 雑音が聞こえる。音が飛ぶ。
A 原因は二つ考えられます。
Q 「ON(O)」ボタンを押してから数秒だけ雑音が出る。
- 録音のボリュームが大きすぎる…ボリュームコントロールで音量を下げてください。
- 「サンプリング単位時間(T)」の設定が小さすぎる…「6.使用方法」を良く読んで適切に設定してください。
A 仕様です。できる限り発音の遅れを短くするための実装の関係で、処理を開始して数秒間雑音が出ることがあります。
このソフトについてのお問い合わせ・ご要望は、下記までお気軽にどうぞ。トラブルが発生した場合は、お使いの環境(マシン名・CPU・メモリ容量・OS・サウンドカードの種類など)とソフト名をお知らせください。
Eメール : yamagw@aldix.cx ホームページ : http://www.aldix.cx/tare/
- このソフトの著作権は「HHS SOFT」および「やまぎぅ」が所有します。
- このソフトはフリーソフトですので転載・配布を自由に行うことができますが改変したものや内容の一部のみを転載・配布することは禁止します。
- このソフトの不具合による損害について、著作者はいかなる責任も負わないこととします。
- このソフトはMicrosoft Visual C++ 6.0で開発されています。
ども、やまぎぅ(Q.Yamada)です。ようやく本来予定していた機能を全て実装したので、バージョンがめでたく1.0になりました(パチパチパチ)。デバイス選択に対応したのとステレオに対応したのが大きな変更点ですね。WindowsのAPIが変わらない限りこれ以上の性能向上は求められないし、今後改良することがあるかなぁ。
…とか書きながら、エコーをかけつつファイル保存できてもいいなとか思ったりするんだけど。
実際にこのソフトをカラオケで使ってくださっている方がおられるようで、作者としては感激しております。マイク入力がスルーできるサウンドカードなら、スルーした音とカラオケエコーの音がミックスできて発音の遅れはなんの問題もないんですよね。気づかなかった。
今後も要望などありましたらどしどしメールくださいませ☆ミ
ではでは(^^)/
〜・〜・〜・〜 以下 Version0.1での戯言です 〜・〜・〜・〜
ども、Q.Yamadaです。ご機嫌いかがでしょ〜か?突然思い立ってこんなものを作ってしまったのですが(笑)。まー、せっかく作ったんで公開しましょう。
ところで、「Time(T)」の値ですが、本来なら10(単位はmsよん)とかにしたいのですがダメなようです。もっとも、WindowsのAPIの仕組みからしてリアルタイムエフェクタを作れる設計じゃないんですよね。うちのNT4.0だと65、会社のWindows95だと120が限度でした。
参考までに、うちの環境はCPU : IDT WinChip C6/200MHz
Sound : Creative Ensoniq Audio PCI会社の環境は
CPU : Intel PentiumII/400MHz
Sound : ESS1868(ISA)です。80以下に設定できるならカラオケに使えそうですが、それ以上だと遅れが目立って歌うところまでいかないんじゃないすかねぇ。
バージョンアップするとしたら、ステレオ対応とか、デバイス選択対応とか、ボイスチェンジャー機能の追加とか、そんくらいでしょうか。やるかわからんけど。
それでは、またお会いしましょう!
2000/3/13 2:40PM (JST)